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ミヅハ覇シリーズ【剣士】 共通項目 値段 防御 火 水 雷 氷 龍 各値 14000z 64 -4 3 0 4 -1 総合 70000z 320 -20 15 0 20 -5 最大総合 311940z 420 - - - - - 防具強化 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 LV9 LV10 LV11 防御力 66 68 70 72 74 76 78 80 82 84 強化素材 鎧玉 上鎧玉 上鎧玉 堅鎧玉 堅鎧玉 堅鎧玉 堅鎧玉 堅鎧玉 重鎧玉 重鎧玉 費用 2850z 3719z 3719z 4580z 4580z 4580z 4580z 4580z 7600z 7600z 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材1 生産素材2 頭 ミヅハ覇【烏帽子】 耐雪+2 風圧+5 地形-2 O-- 霞龍の上皮*3 霞龍の翼膜*1 霞龍の宝玉*1 マレコガネ*2 胴 ミヅハ覇【胸当て】 耐雪+2 風圧+3 地形-2 O-- 霞龍の上皮*2 霞龍の翼膜*3 魅惑色の翼膜*2 獄炎石*2 腕 ミヅハ覇【大袖】 耐雪+2 風圧+5 地形-2 O-- 霞龍の尖角*2 霞龍の上皮*3 古龍骨*4 古龍の血*2 腰 ミヅハ覇【丸帯】 耐雪+2 風圧+3 地形-2 OO- 霞龍の上皮*2 霞龍の尻尾*1 古龍骨*5 ノヴァクリスタル*1 脚 ミヅハ覇【具足】 耐雪+2 風圧+5 地形-2 O-- 霞龍の上皮*2 霞龍の翼膜*1 真珠色の柔皮*2 ユニオン鉱石*5 スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 耐雪 +2 +2 +2 +2 +2 +10 耐雪 風圧 +5 +3 +5 +3 +5 +21 龍風圧無効 地形 -2 -2 -2 -2 -2 -10 地形ダメージ増【小】 生産素材1 必要素材合計 ノヴァクリスタル*1マレコガネ*2ユニオン鉱石*5霞龍の上皮*12霞龍の尻尾*1霞龍の尖角*2霞龍の宝玉*1霞龍の翼膜*5古龍の血*2古龍骨*9獄炎石*2真珠色の柔皮*2魅惑色の翼膜*2 あと少しで発動しそうなスキルとは±5ポイント以内で発生、かつ既に発生しているスキルの強化系or弱化系ではないスキルのことです。 ただし、その強化系or弱化系が±4ポイント以内で発生する場合か、強化系スキル発動に元となるスキルから10ポイント必要な場合は、±5ポイント以内なら含みます。
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はっちゃんの入浴シーン 衣と初美 巴さんの出番 小蒔父 霞さん 衣とお風呂 はっちゃんと霞さんの体が入れ替わる 衣と夜中に長電話 夜中に悪霊とマ○カーする京太郎 小蒔父、衣に出会う 風呂場で霞さんに遭遇して狂気に包まれなかった場合 衣と水遊び 初美を追いかけまわそう ほのぼの霞さん 姉帯豊音!! 番外巴 番外衣 番外春 はっちゃんのビデオレター 霞さん、焦らされる京ちゃん プリキュア 巴、結婚 幸せな結婚生活(春バットエンドVer)閲覧注意 本編の裏座談会 きょうたろうさんのおにくはおいしいですっ!(小蒔バットエンドVer)閲覧注意 はっちゃんAfter(死亡シーン)閲覧注意 打線 打線2 お姫様の執事 初美の執事 はるると巴さんでスクイズ 京ちゃんの誕生日 悪霊に取り付かれて苦しむ小蒔ちゃんをお祓いする話 霞さんとデート! 菫さんendの続き イチャラブお風呂! 霞さん編 閑話休題 閑話休題2
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京太郎「霞さん? 霞さーん」 霞「はい? どうしたの京太郎さん」 京太郎「あ、いた。アイス買ってきたんでおひとつどうです?」 霞「え、あら……私もその、さっき買ってきちゃって」 京太郎「ありゃ……食べ比べでもします?」 霞「お腹に悪いわよ? 私のは明日にして、今日は京太郎さんの買ってきたアイスにしましょう」 京太郎「そうしますか」 霞「……ふふ」 京太郎「どうしたんです?」 霞「いえ……一緒に住んだりすると、やっぱり行動って似通うのかしらね、と」 京太郎「あはは、そうかもですね」 霞「きっと、こうやって家族になっていくのね……」 京太郎「ええ、きっと」 カン
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基本性能 攻撃力 属性 ステータス補正 音色 斬れ味斬れ味+1斬れ味+2 会心 スロット 170 毒 41 無 ♪♪♪ llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 0% ○○- lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 旋律 ♪♪ 自分強化 ♪♪♪♪ 防御力強化【大】 ♪♪♪ 体力回復【小】 ♪♪♪♪ スタミナ減少無効【大】 ♪♪♪ 風圧無効 ♪♪♪♪ 体力回復【中】&解毒 特徴 霞龍オオナズチ素材の狩猟笛。 夢幻を生み出す美しき音韻は、海を越えて世界中に響き渡る。 低めの攻撃力に高い属性値を備え、素で十分な青ゲージにスロットも2個と十分な武器性能を持っている。 旋律効果も防御系に加えて回復旋律を持ち、風圧無効と毒属性を持つ事からクシャルダオラとの相性が良い。 似た旋律を持つ同属性の笛にはレギーナエアリードが存在し、こちらより20高い攻撃力にほぼ同じ属性値と、殴り性能ではあちらに軍配が上がってしまう。 しかしあちらは作製難易度が非常に高く、こちらには便利な武器スロットが有るので、スキル構成によって使い分けると良い。 高い毒属性とスロット、旋律効果から、MH4でのジャングルコンガを思い出すカリピストも居るだろう。 あちらよりスロットが一つ減っているが覚醒不要となったため、あちらより装備の自由度は大幅に上がっている。 余談だが、オオナズチの狩猟笛はクシャルダオラと相性が良いが、クシャルダオラの笛はテオ・テスカトルとの相性が良い。 この関係は、MHP2Gにおける各古龍防具のスキルによる三すくみに近いものが有る。 テオ・テスカトルの笛が火属性であれば綺麗に収まるのだが、爆破属性でも相性は悪くない。 製作工程 ウラナイオカリナ Lv1 生産 霞龍の尻尾霞龍の皮霞龍の翼膜ドラグライト鉱石 2425 7500z ↓ ウラナイオカリナ Lv2 強化 古龍骨霞龍の角霞龍素材 3210 10000z ↓ ウラナイオカリナ Lv3 強化 霞龍の上皮霞龍の尖角霞龍の翼膜 626 60000z ↓ マジナイオカリナ 最終強化 古龍の浄血霞龍の宝玉霞龍素材(上位) 3112 65000z 名前 コメント
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番外編 『お姉さん襲来! 嵐を呼ぶ妹争奪戦!』 日本から見て海外のとある大学の一室、生徒会室で、 真剣な表情で書類の束とにらめっこしている紫色の髪の女生徒がいた。 「阿重霞(あえか)さま、お茶が入りました」 「あら、気を使ってくれずとも構いませんのに。でもありがとう」 紫髪の女生徒は気難しい顔から一転、ニコリと笑うと、部下が運んできたお茶を受け取った。 彼女の名は萌田阿重霞。 留学生の身で、ここサンダーフェニックス大学の生徒会長を勤める才女である。 容姿端麗、頭脳明晰、文武両道、おまけに礼儀正しく人当たりも良いという、 およそ思いつく限りの無敵要素をぶちこんだ究極超人の彼女だが、 たった一つだけ……読者から見れば萌え要素なのかもしれないが、 実際に巻き込まれる関係者にしてみれば迷惑極まりない欠点があった。 それは……。 その時、小さな封筒を持った男子生徒が生徒会室に入ってくる。 「会長、妹さんから手紙が届いてますよ」 ドビシャァ! 書類の束が空中に舞い上がった音である。 男子生徒が何が起こったかを理解するより前に、 手紙は彼の手から抜き取られて会長の手に渡っていた。 「砂沙美~、貴方は本当に姉想いの優しい子ですわぁ! 貴方が頻繁に手紙を送ってくれるから、 阿重霞お姉ちゃまは海の向こうで一人寂しくても、頑張ることができるの!」 手紙にチュッチュとキスを繰り返す阿重霞の脇で、書類の束が散らばって地面に落ちた。 仕事の量が一瞬にして倍増したようだ。 ――そう、阿重霞は末期のシスコンだったのである。 「さてさて、早速中身を読んでお返事書かないといけませんわねぇ」 るんるん気分で鼻歌を歌いながら封を空け、手紙を読み始める阿重霞。 ……が、同封されていた一枚の写真を見て、阿重霞は石化する。 そこには照れ笑いをしながら頭をかく青年と、 そのわき腹に抱きついて頬を染める青髪の少女が写っていた。 『――というわけで、砂沙美はめでたく天地兄ちゃんと恋人になれました! 砂沙美のことはいつも天地兄ちゃんが守ってくれるから、阿重霞お姉ちゃんは心配しないでね!』 (そ、そんな……わたくしの可愛い砂沙美と、天地さまが……?) 阿重霞はぷるぷる震えながら手紙と写真を見つめて居たが、 突如として立ち上がり、机を叩く。 「……ユリ、ユマ! わたくしは今すぐ日本に飛ぶわ! サンダーフェニックス1号の発進準備をなさいっ!!」 「はっ!」 阿重霞の側近は指示を受けると、どこかに連絡を飛ばす。 「お待ち下さい会長、生徒会の公務はまだ終わってません! それにTF号は我らが生徒会の秘密兵器、安々と使うわけには……!」 「黙りなさい!! わたくしは生徒会長ですのよ!!」 普段の人当たりのいい性格もどこへやら、 目の吊り上がった阿重霞はすっかり暴君と化している。 「阿重霞さま、発射準備完了です!」 「うむ!」 頷いた阿重霞が生徒会長の椅子に座ると、床が抜け、 阿重霞の身体は椅子ごとTF号の内部に運ばれる。 「阿重霞さまご搭乗! いつでも発射OKです!」 大学のグラウンドが割れ、そこからロケットのような形状のジェット機が現れる。 これぞサンダーフェニックス1号! 地球上の何処へでも1時間以内に駆けつけることの出来る生徒会の秘密兵器である。 「さぁ、発進よ! 目標は日本、海の星町!!」 散らばった書類と溜まった仕事の数々を振り返らず、阿重霞を乗せたジェット機は発射された。 1.サンダーフェニックス 青く可愛い妹の下へ 行け!風を巻いて サンダーフェニックス あの妹のしあわせのために 行け!日本に海外に 愛する妹を泣かせる者は誰か 呼んでいるあの声はSOSだ サンダーフェニックス 青く可愛い妹の下へ 行け!風を巻いて (認めません……砂沙美と天地さまのお付き合いなんて……。 天とお母様が許しても、このわたくしが絶対に許しませんわ!) 強烈なGに晒されながら、一方通行な決意を固める阿重霞であった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 場面は変わって、こちらは海の星町である。 今日もデートの真っ最中である砂沙美と天地は、 二人並んで川原の草むらに仰向けになって、空を眺めている。 「はぁー……いい天気だなぁ、砂沙美ちゃん」 「うんー……いい天気だねぇ、天地兄ちゃん」 (天地兄ちゃんと一緒だと、空を眺めているだけで幸せな気分になってくるよぉ……) こうしてほんわかした気持ちで寝っ転がっていると、 なんだか世界に存在する全てのものが愛おしく感じられてくる。 (それにしてもすがすがしいぐらいのいい天気だなぁ……。 太陽はさんさんと輝いてるし……。雲はゆったりと流れて行ってるし……。 巨大なジェット機は飛行機雲を作りながらこっちに突っ込んでくるし……) 「……って、どげげぇっ!!?」 「危ない、砂沙美ちゃん!!」 咄嗟に天地が砂沙美を庇う。 轟音を立てて飛来した謎のジェット機は、 二人から僅かに逸れて川原に突き刺さり、激しい土煙を上げる。 「……けほっ……あー、死ぬかと思いましたわ」 土塗れになった顔を拭いながらジェット機から現れたのは……。 「お、お姉ちゃん!? 阿重霞お姉ちゃんなの!?」 「さっ……砂沙美ーーー!!!」 「ぐぇぇ!」 阿重霞は砂沙美の姿を確認すると、音速で彼女に抱きついた。 圧迫された砂沙美は、潰れたカエルのような声を上げてしまう。 「会いたかったわ、こんなに大きくなってー!!」 「く、苦しいよお姉ちゃん!」 「あら、ごめんあそばせ」 阿重霞は、おほほと誤魔化し笑いをして砂沙美を解放する。 「でも、どうして急に帰ってきたの? 先に連絡しておいてくれれば、晩御飯の用意しておいたのに」 「それは……そうでしたわ!」 本来の目的を思いだした阿重霞は、脇で唖然としている天地に向き直り、 腰に片手を当てて居丈高なポーズを取ると、人差し指をビシリと突き立てた。 「天地さま、わたくしは貴方と砂沙美の交際は認めません!! 今ここで砂沙美と別れるか、もしくは岡山の土になるかを選んで頂きます!!」 「えええええっ!!?」 「ちょ、ちょっとお姉ちゃん、何を言い出すの!」 「さぁ、答えてください!!」 突然のことに動転する天地に、阿重霞は容赦なく詰め寄る。 「い、いきなりそんなこと言われましても……」 「て、天地兄ちゃんは砂沙美の恋人だよっ!」 「砂沙美ちゃん……」 砂沙美に絶対に離さないと言わんばかりに抱きつかれ、天地も覚悟を決める。 「そ、そうです! 俺は砂沙美ちゃんと別れる気なんてありませんっ!」 「……そう……あくまで交際を続けるとおっしゃるのね……」 二人に背を向け、口元に手を当てながら物憂げに歩き去っていく阿重霞だが……。 次の瞬間、側近から投げ渡された襟付き黒マントをぶわぁっと羽織り、二人に振り返る。 「どうしても砂沙美とお付き合いしたいと言うのなら……このわたくしを倒してからになさい!!」 両手を腰に当てて仁王立ちでそう宣言する阿重霞。 黒マントと相まって、放たれる気迫はまるで魔王か何かのようだ。 場が一瞬にして危険な空気に包まれたことに気付いた天地は、慌てて弁解を始める。 「あ、阿重霞さん、落ち着いてくださいよ! 俺は、別にそんな――」 「にょっほっほー、面白そうなことやってるわねぃ!」 「!? 誰ですっ!?」 土手の上から投げかけられた甲高い闖入者の声に、 阿重霞が真っ先に反応し、砂沙美たちもそれに続く。 一触即発の空気を持ち前のKYさでぶち破ったのは、もちろん……。 「ミ、ミサ!? 何しに来たのよ!!」 トラブルの匂いを目ざとく嗅ぎ付けた、漆黒の金髪魔法少女だった。 「決まってるでしょう、痛快トラブルあるところに必ずピクシィミサの姿あり! あたーしも飛び入りで砂沙美ちゅわん争奪バトルに参加させてもらっちゃうわよー!」 「何が争奪バトルよ、今は立て込んでるんだから邪魔しないでよ!」 「ドントウォーリー、砂沙美ちゅわんはミサがガッチリバッチリ守って見せるわよぉん」 「き、気色悪いこと言わないでっ!」 口喧嘩を始めてしまった二人の少女を他所に、 ミサと天地を見比べていた阿重霞は、あることを思いつく。 「……よろしい、ではこうしましょう」 阿重霞の瞳の奥が、きらりと光った。 阿重霞に引き連れられ、一行は海の星中学校の校庭へとやって来ていた。 「さて、ここならスペースも十分ですわね」 そう言って、阿重霞は校庭を見渡す。 校舎や校門の辺りには野次馬による人垣が出来ている。 阿重霞は改めて咳払いをすると、口を開く。 「どなたが砂沙美を手に入れるかは、競技大会で決めることに致します」 「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!」 「そ、そんな……何のためにこんなことをするんです!」 「イヤッホーーー!! ミサはこういうのを待ってたのよーーー!!」 困惑する二人と、一人歓喜する魔法少女。 「参加者はあたくし、天地さま、そしてそこの金髪少女の三人でよろしくて? 他にエントリーしたい方はいらっしゃるかしら?」 阿重霞はぐるっとギャラリーを睨みつけるが、 彼女の眼光に臆したか、名乗りを上げるものは一人も居ない。 「……決まりね、それでは競技の準備に入りましょう。……ユリ、ユマ!」 「はっ!」 阿重霞の一声で行動を開始した部下二人は、 校庭に線を引き、特設テントを建て、カメラまで用意し、 あっという間に海の星中学校を競技会場に変えてしまった。 最初の競技は100m走だ。 ばっとマントを脱ぎ捨てると同時に、 阿重霞の格好は愛用の拳法着を纏った戦闘スタイルへと変わる。 「阿重霞さん……本当にやるんですか?」 「お嫌でしたら棄権して頂いて結構ですのよ。 所詮、貴方様の砂沙美への愛はその程度ってことですから」 流石にムッとした天地は、何も言い返さずにスタートラインに着く。 「ふふん、それでこそ砂沙美ちゃんのラバーよねぇ」 ミサも気取ったポーズで髪を撫で上げながらも、既に準備OKだ。 『位置について……よぉーい……!』 パァン! 空砲の音と共に、三人は一斉にスタートラインから飛び出す。 最初の50mほどは必死に走る天地が先頭に位置していたが、 カーブに差し掛かった辺りで阿重霞が急加速、 僅かに及ばず、天地の目の前でゴールテープは阿重霞によって切られてしまった。 『一着、萌田阿重霞さん。二着、征木天地さん』 ちなみにアナウンスを担当しているのは通りすがりの海の星放送部員である。 「なかなかやりますわね、天地さま。でもわたくしの勝ちですわ」 「くそっ、次の種目で挽回して見せます!」 「天地さん、頑張ってー!!」 少し感心したような目で天地を見る阿重霞と、悔しそうに地面を叩く天地。 そして設置された表彰台の上のVIP席から声援を送る砂沙美。 「あ……あたーしを忘れないでぇ……」 そんな三人に意も介されず、ミサは酸欠でコース上に倒れているのであった。 その後も、幅跳び・高飛び・砲丸投げ等々、様々な競技が行われたが、 結果はことごとく阿重霞が堂々の首位、そしてミサはダントツのビリケツであった。 「さーて、次が最後の競技ですわね、天地さま」 「くっ……お、俺は負けません!」 「天地さーん、負けないでー!!」 既に阿重霞の総合優勝は確定しているが、 それでも天地は諦めず、砂沙美も力の限り応援を続ける。 『それでは、これより最後の競技を――ふっふっふ……お遊びはこの辺でジ・エンドよん!』 「えっ!?」 突然、スピーカーから放送される声色が変わった。 見ると、そこにはアナウンスを担当していた放送部員を足蹴にして 特設テントの放送席をジャックしたミサの姿があった。 「……ピクシィミサさん、どういうおつもりかしら?」 阿重霞は眉をひそめ……しかし動じた様子もなく、静かにミサに問う。 『こーんなロートルな肉体勝負なんて、フレッシュな魔法少女にはふさわしくないのよー! これからはミサ流のオンステージでドッカンドッカン行かせてもらっちゃうわー!』 ミサは振り回したマイクをバトンに変化させると、 空砲を構えて競技の開始を待っているボランティアの先生に向けて魔力を放つ! 「コーリング・ミスティクス!! ガンマン女!!」 実銃を撃ってみてー、という悪意と呼ぶにはささやかな願望が実体化され、 ウェスタンハットにくたびれたジャケットを羽織う、西部風のラブラブモンスターが現れる。 その肩には背負った棺桶には、ありとあらゆる火器が詰まっているのだ。 「ミサは泥棒さんの時にスタディしたのよ! ピストルは魔法より強いってね!」 「魔法少女自ら、魔法の存在価値を全否定っ!?」 「ミサはいつでもストローングな物だけの味方よ! それは魔法も例外じゃないわ! さぁガンマン女! 文明の利器であのシスコンシスターを蜂の巣にしちゃいなさい!」 ミサの指示を受け、ガンマン女がガトリング砲を担ぎ出す。 ギャラリーが密集してる中であんなものを撃たれたら辺りは大惨事だ! 「……そちらがそういうおつもりでしたら、こちらも容赦はしませんわよ」 「ほえ?」 阿重霞がパチンと指を鳴らすと……。 ゴゥゥゥーーーーーーン!! ほどなくして、轟音と共に一機の戦闘機が上空に現れた。 「こちらユマ! 攻撃目標確認、撃滅します!」 阿重霞のトランシーバーにそう通信が入った次の瞬間……。 ドガァァァァァーーーーーーーン!!! 放たれた誘導ミサイル―――サイドワインダーによって、ガンマン女は跡形も無く吹き飛んだ。 ……と思いきや、元となった先生は黒こげで出てまいりましたので皆さんご安心を。 動転してしまったのはミサである。 絶対の自信を持ったラブラブモンスターが、まさか一般人に倒されるとは……! 「さっ、砂沙美ちゃん!? ママりんと言い、アンタのファミリーは一体何者なのっ!?」 そう言って表彰台を振り返るミサだが……。 「……あれ? 砂沙美ちゃんわぁ?」 キョロキョロと辺りを見回してみるが、やはり見当たらない。 しかし直にそれどころでは無いことに気づく。 ミサの背中に阿重霞の殺気が突き刺さっているのである。 「……モ、モダンウェポンなんてやっぱり野蛮でダメね! 次こそ魔法の力で思い知らせてやるからリメンバーしてるのよ! ていうか怖いからとっとと海外のスクールにリターンしちゃってねっ!」 ミサは負け犬丸出しな台詞を吐き捨て、脱兎のごとく逃げ出していった。 「さて、邪魔者は消えたわね。後は砂沙美を――」 「待ちなさい!!」 「……今度は何ですの?」 特設テントの上に飛び乗り、颯爽と現れたのは……! 「プ、プリティサミー!?」 「……あ、あれ……ミサは?」 ミサの暴走を止めるべく現れたサミーだったが、 肝心のミサはもう泣いて家に帰ってしまった後だ。 つまり、正義の魔法少女は既に用済みである。 しかし、それでも現れてしまった以上、何か理由をつけなくてはなるまい。 「……し、姉妹ゲンカもサミーにおまかせ! プリティサミー、調停役に参上でぇす!」 「調停役ですって?」 ギィン、と阿重霞の殺気がサミーの身体を貫く。 思わず怯んでしまうサミーだが、 『お姉ちゃんに怒られるのぐらい慣れてる!』と思い起こし、身を奮い立たせる。 「そ、そうです! あたしは阿重霞さんと砂沙美ちゃんの仲を取り持つためにやってきたんです!」 「そうでしたか、それは殊勝なことでございますわね」 阿重霞は雰囲気を和らげ、ニッコリと微笑む。 「ですが……それならば、砂沙美と天地さまの仲を引き裂いては下さりませんか?」 そう言う阿重霞は、口元は微笑みながらも、目は全く笑っていない。 「お、お姉ちゃ……お姉さん! あなたは大事なことを忘れています!」 「大事なこと?」 「それは、砂沙美ちゃん自身の気持ちです!」 「砂沙美の気持ち……と、言いますと?」 「それは、天地さんが大好きだっていう――」 ギィン! 阿重霞の視線に殺気が復活し、サミーを射抜く。 しかしサミーは怯みつつも、そんな姉の視線を真っ直ぐに見返した。 どちらも一歩も引かないまま、時間だけが過ぎて行く。 ……そうして、数刻後。 「……わかりましたわ。プリティサミー、貴方に免じて今日の所は引き下がりましょう」 「えっ」 意外なことに、引き下がったのは阿重霞の方からだった。 「ですが、これだけは言っておきますわ」 阿重霞はサミーの耳元に口を近づけると、ボソっとつぶやいた。 『変装なら、もうちょっと上手くやりなさい。……砂沙美』 「え゛!!」 何事も無かったかのようにニッコリと上品に笑う阿重霞。 サミーはその笑顔に背筋が凍る物を感じた。 「それでは、わたくしはそろそろ大学に戻ります。ユリ!」 『はい、ただいまそちらに着陸いたします!』 阿重霞が合図して間もなく、 ユリの操縦するサンダーフェニックス1号が校庭に着陸し、 コクピットに乗り込んでいく阿重霞たち。 「それではプリティサミー、妹をお任せしましたわよ!」 そう言って笑顔で手を振る阿重霞。 コクピットのドアは閉じられ、サンダーフェニックス1号は発射された。 「サミー、阿重霞さんに砂沙美ちゃんのことを頼まれたのかい?」 「え……ええ、まぁ……」 天地の問いにも、サミーは曖昧に答えるしかない。 そうして姉を乗せたジェット機を見送りながら、サミーは思うのである。 (やっぱり……お姉ちゃんには敵わないなぁ……) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― サンダーフェニックス大学に戻った阿重霞だったが、 あれから仕事のペースが遅くなり、 物憂げに外を見つめることが多くなった。 当然、部下達も心配している。 (砂沙美が……あんな風にわたくしに逆らうなんて……。 幼かった妹も、いつかは自立していくものなのですわね……) 何とも言えない郷愁が、阿重霞の胸をつつく。 そんな阿重霞を元気付けようと、 小さな封筒を持った男子生徒が生徒会室に入ってくる。 「会長、妹さんから手紙が届いてますよ」 ドビシャァ! 書類の束が宙に舞うが、流石に部下達も慣れたもので、 その全てを地面に落ちる前に回収する。 「砂沙美~、待ってましたわよぉ!」 るんるん気分で鼻歌を歌いながら封を空け、手紙を読み始める阿重霞。 ……が、突然動きが固まる阿重霞を見て、部下達は「またか」とため息をつく。 『――今度、合唱部の発表会があるの。 上手く歌えるか心配だけど、一生懸命頑張って見るよ! でも、お姉ちゃんに聞かせられないのはちょっと残念だなぁ』 阿重霞は例によって突如として立ち上がり、机を叩く。 「……ユリ、サンダーフェニックス1号の発進準備をなさいっ!!」 「はっ!」 「か、会長ぉ! せめて公務を終わらせてからに……!」 「お黙り!!」 部下達の静止も聞かずに、あっという間にTF1号に乗り込む阿重霞。 (砂沙美、待ってなさい! 今すぐ急行して、お姉さまが応援してあげますわ!) 強烈なGに晒されながら、喜ぶ妹の顔を想像して顔をにやけさせる阿重霞であった。 <おしまい>
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トヨタマシリーズ【ガンナー】 特徴 基本性能 費用 防御力 火耐性 水耐性 雷耐性 氷耐性 龍耐性 装備一箇所 16400z 35 -3 4 1 5 0 装備全箇所 82000z 175 -15 20 5 25 0 最終強化全箇所 z Lv 防具強化 防具強化 Lv 防御力 強化素材 費用 z 生産素材 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材 頭 トヨタマ【鳥帽子】 聴覚保護+5 装填数+1 風圧+4 耐暑-2 O-- 霞龍の上皮*3 霞龍の宝玉*1 古龍の血*2 胴 トヨタマ【胸当て】 属性解放+2 聴覚保護+1 風圧+4 耐暑-2 O-- 霞龍の上皮*2 霞龍の尻尾*1 獄炎石*2 腕 トヨタマ【大袖】 聴覚保護+2 装填数+1 風圧+4 耐暑-2 OO- 霞龍の上皮*3 アルビノの霜降り*1 古龍骨*6 希望の証*2 腰 トヨタマ【丸帯】 属性解放+2 聴覚保護+1 風圧+4 耐暑-3 O-- 霞龍の上皮*2 霞龍の尻尾*1 ノヴァクリスタル*1 脚 トヨタマ【具足】 聴覚保護+3 風圧+4 耐暑-1 OO- 霞龍の上皮*2 真珠色の柔皮*2 ユニオン鉱石*5 希望の証*1 スロット数合計/必要素材合計 7 霞龍の上皮*12霞龍の尻尾*2霞龍の宝玉*1真珠色の柔皮*2アルビノの霜降り*1古龍の血*2古龍骨*6獄炎石*2ノヴァクリスタル*1ユニオン鉱石*5希望の証*3 発動スキル スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 聴覚保護 +5 +1 +2 +1 +3 +12 耳栓 高級耳栓 風圧 +4 +4 +4 +4 +4 +20 風圧【大】無効 耐暑 -2 -2 -2 -3 -1 -10 暑さ倍加 装填数 +1 +1 +2 属性解放 +2 +2 +4 ※あと少しで発動しそうなスキルとは±4ポイント以内で発生するスキルのことです。
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897 :名無しさん@秘密の花園:2010/08/16(月) 02 49 51 ID cEFDjvZb 霞さんは年上なのにその自覚が無くて、困ったものです。 巫女服はいつも帰って来て脱ぎ散らかしたまま。 畳まないから皺になっているし、おまけに寝坊までするから、朝はいつも大変です。 私が起こして巫女服を着せてあげなかったら、遅刻で出席日数が足りなくて、進級出来なかったかも知れません。 もうちょっとちゃんとして欲しくて 「霞さん、もっと自覚を持って下さい」 口を酸っぱくして言うのですが、当の本人は 「私が寝坊しなかったら、姫様はやることがなくてつまらないでしょう?」 と、どこ吹く風。 そのくせ 「いつも起こしてくれてありがとう」 なんて言うから、悔しくなってしまいます。 私が霞さんを好きなことも、放っておけないことも、霞さんはを知っている…。 知った上でわざとだらしなくしている。 だからいつも切なくなるんです。 (霞さんは私のことを年下の『姫様』としか思っていない) (だから私がどんな気持ちでいるのか知っているくせに、こうして意地悪をする…) そんなある日、いつものように霞さんを起こしに行った時 「ありがとう姫様。これ、ご褒美」 といきなりキスをされて、私はつい涙を流してしまいました。 霞さんが好きだから、そんな風にキスして欲しくなかったんです。 私のことを『姫様』としか見ていないことはわかっていました。 『小蒔』とは呼んでくれないことも諦めていました。 でも、せめて私の思いをそんな風にからかって欲しくなかったのに…それなのに…… 898 :名無しさん@秘密の花園:2010/08/16(月) 03 02 32 ID cEFDjvZb 悲しくて走り去ろうとして、腕をつかまれました。 振り向くと霞さんが今まで見たことがない真剣な顔をしていて 「ごめんなさい」 と言ったんです。 「謝らないで下さい、霞さん。謝られたら、もっと辛くなります」 目が合ったら涙が止まらなくなってしまう気がして、私は目をそらしたままそう答えました。 手を離して欲しい。 でも霞さんに触れていて欲しい。 こんな瞬間まで霞さんに焦がれている自分が恥ずかしくなって、唇を噛んでいたら 「ごめんなさい、小蒔」 不意に後ろから抱きしめられました。 「不器用だから、あなたの真っ直ぐな気持ちに上手く答えてあげられなくて…」 「霞…さん?」 「だから本当はあなたが好きなのに、からかうことしか出来なくて」 「そんなの嘘です…」 いきなりで、信じられなくて、駄々をこねる子供みたいに首を振った私の唇を、霞さんは鮮やかに奪いました。 そして、それ以上何も言わせてくれませんでした。 おしまい
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俺とその子は幼馴染だった。 名前はかすみ。 とても明るくて、よく一緒に公園で遊んだりした。 それが小学生の時の俺の記憶だ。 そのかすみが帰ってくるらしい。 お別れ会、なんてものはなく忽然とかすみは消えた。 引越しをしたのだ、父親の仕事の事情で彼女は家族で遠くへ行ってしまった。 帰ってくる目処は経たないのだと聞いた。 それが8年で帰ってくる。 どうでもよかった。 高校2年になったこの春。 クラス替えと共に編入生が一人。 霞だ。 地元の学校ということもあって俺以外にも霞を知る人間はいる。 といっても、8年ぶりだからすぐ打ち解けるのかどうかはわからないが。 霞は俺の記憶にある8年前と同じく、とても明るく、すぐに友達を作っていた。 そして俺とも。 「ひっさしぶり、結城」 結城、だなんて下の名前で呼ばれることなんて慣れてない俺はとても恥ずかしかった。 だけど昔はそう呼ばれていたわけだし、帰国子女だから名前で呼んだりするのは普通なんだろうか、と色々考えたが。 「えー、いいじゃん。青島くんだなんて変じゃない?」 もう諦めることにした。別にそんなこだわることじゃないと割り切ることにする。 霞は俺の家の向かいだ。 これが理由で昔よく遊んだんだ。 今日は小学校以来に、岐路を共にすることになる。 「じゃあな、霞。また明日」 といって玄関に左手をかけつつ右手をひらひらと。 「うーん…」 と何故か家に入らずこっちを向いて唸る霞。 「何だ?今日は遊ばないぞ?明日休み明けテストってのがあるわけだし」 「そうじゃないよ、うん、何でもないや。また明日ねー」 「ん…、あぁ。」 何か言いたそうにしていたのはわかった、が別に気に留めることもなく明日のテストの勉強に取り組むことにした。 次の日の朝、玄関のドアを開けると…。 「…霞」 「おっそいよー、早く行かないと!」 何故か手を上にあげてオーバーに振る霞が家の前に。 確かに昔は一緒に学校に行ってたけど…。 そして俺たちはテストを受け、岐路につく。 他愛ない話をしながら。 「へー、霞って凄いな」 その内容も覚えてないほどのくだらない会話の最中、この台詞を吐いたときだと思う。 「うーん…」 昨日と同じように何かを言いたそうに唸る霞。 気になる。 「なんだよ、昨日も何か言いかけてたろ?」 「うーん…」 そのまま唸りながら家に着く。 「帰るぞ」 「ちょ…あのね、アヤって呼んで!じゃあね!」 「はぁっ!?」 ガチャン 「あや…?」 意味がわからなかった。 次の日。 昨日と同じく霞が家の前に。 「おっはよーぅ」 「ああ…」 学校に行きながら、あまり気にしてなかったが昨日のことを聞いてみる。 「なあ、昨日のあれ、どういうことだ?」 霞の表情が一瞬曇る。 「ん?」 そして笑顔に戻って霞は言う。 「あぁ、あれね。だって、私は」 「霞じゃないからね」 「はあ…?」 「私は霞じゃないのよ。」 「でも学校で"アヤ"だなんて呼ぶと変に思われるから学校では許してもいいけど」 「とにかく霞って呼ばないようにして欲しいの、それが正解になる状態なんて滅多にないしね」 簡易結末 俺は霞が好きだ。ずっと霞と一緒に生きていきたいんだ。 …うん。 知ってたよ。 霞が、結城のことを好きなことも、ね。 あんたたち、うまくいくわよ。 そう言って、アヤは泣いた。 今までありがとう。 でも最後にこれだけは言わせてよ。 結城のこと、ホントに。ホントに好きだったんだからね…。 そう言って、その瞬間アヤは消えたんだと思う。 そして目の前の彼女は焦点を俺に合わせる。 そして…。 アヤはね、本当は凄くいい子だったんだよ。 体を独り占めしてた、だなんて嘘。 本当はね、辛い記憶を全部一人で抱えてくれてたんだよ。 今までずっと、一人でね。 虐待されてた記憶も、両親が喧嘩してた記憶も、それに。 両親が死ぬ瞬間の記憶も。ぜーんぶ。ね。
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京太郎「霞さん!」 霞「あら、京太郎くん」 こちらに向かって元気よく手を振っているのは清澄の男子部員、須賀京太郎君だ。 インターハイでなんやかんやあって、今日はデートである。 霞「待った?」 京太郎「いえ、今来たところです!」 霞「ふふふ」 まるで恋人のようなやり取りに思わず笑ってしまう。 どこから見ても立派な恋人同士、しかし…… 霞(お、男の人とデートだなんて……。 それにこのやり取り……漫画みたい……,) この石戸霞。実は乙女である。 普段からみんなのまとめ役として気を張り詰めていたり、何かとお姉さん扱いされているが彼女も女の子。 むしろそういう立場に置かれているからこそ、人並み以上にそういうことに憧れている。 少女漫画を読み耽り、巫女としての厳しい扱いから救い出してくれる王子様を妄想したことも一度や二度ではない。 霞(金髪で高身長) これに白馬がつけばまるで絵本の中の王子様のようだ。……実際にはしまりのない顔をしているのだが乙女フィルターとは偉大である。 京太郎「んじゃ、行きましょう! タコス……は雰囲気がないかな。パスタとかの方が」 霞「いえ、食べたことがないから、是非食べてみたいわ」 京太郎「わかりました! こっちです!」 そう言うと彼は霞の手を引き先導する。 ちょっとだけ強引なところも女の子としてはポイントが高い。 京太郎から見えないところで、ニマニマと普段の霞からは想像が出来ないような緩み顔をしてトテトテとついていく。 石戸霞の女の子としての幸せはこれからである。 カン
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※雑なネタものにつき注意 とある日 霧島神境の某所にて 俺は須賀京太郎。 子供の頃に起きた事故で両親を失い、自分自身も生死の境をさ迷ったらしいが、奇跡的に一命を取り留めたのだそうだ。 霞「京太郎君、居るかしら?」 京太郎「あ、はいお嬢様。 何でございましょうか?」 そして、身寄りを亡くした俺を引き取ってくれたのが、遠縁があったというこの霧島神境の地。 今はそこで姫と呼ばれ崇められるお方、神代小蒔お嬢様と、それに付き従う六女仙の方々にお仕えする事で、本来男子禁制とされるこの地に置かせてもらえている。 そして同時に、彼女達の属する永水女子高校麻雀部の雑務手伝いも担っている。 霞「今日は他校との練習試合の予定があるの。 先に部室へ行って用意を済ませて貰えるかしら?」 京太郎「承知しました、お嬢様。」 霞「あぁ、それとね……」 京太郎「はい?」 霞「恐縮なのだけれど、そろそろ呼び方を変えてもらえないかしら? どうにも恥ずかしくて……霞さん、とでも呼べば、どこででも角は立たないと思うわ。」 霞さんは勿論、六女仙の方々は皆慎み深い。 何の役にも立たないような俺に対してなら、もっと高圧的に接してもいい筈なのに、ああいう風に頼み込む様にものを言うのだ。 京太郎「分かりました、霞さん。」 それなら、言われた通りにするのが当然だ。 呼び方を変え、まずは霞さんの言いつけ通り、練習試合の準備に取り掛かろう。 ―――― 永水女子高校 麻雀部部室 京太郎「これで用意は完了だ……」 永水女子の部室は、数年前までさほど広いという程では無かったものの、霧島の姫様がお使いになられるという事もあり増改築が行われ、他校との練習試合をするとしても不自由しない程度にはなっている。 当然その分、牌の用意や自動卓の点検整備というのも楽では無いのだが、やりがいはあって楽しいものだ。 たまに人から 「いつも誰かや部活の手伝いばかりしてるけど、学校には行っているの?」 と聞かれる事がある。 学校には行ってないし、永水女子に出入りはしているが授業は受けていない。 女子高なので当然だけど。 霞さんにも 霞『今は私達や、小蒔ちゃんの側で動く事を優先してくれないかしら? 恐縮だけれども、お願いね?』 と言われている。 只でさえ決まりを曲げて置いてもらっている身なのだ。 そう言われて、嫌だなどと言う訳がない。 今日もまた1日、霞さんや姫様の為に、誠心誠意尽くす日常が 久「見つけたわ……!」 咲「京ちゃん!」 京太郎「……はい?」 ……急に声をかけられた。 見慣れない制服。 この辺りでは見たことが無いデザインだ。 同じ制服を着た女子が二人、更に続いて三人が入ってくる。 今日練習試合をするという学校の生徒だろうか? 京太郎「えっと、今日の練習試合をする学校の生徒さんでしょうか……? 生憎、姫様達はまだ授業中でして……もう少しお待ちいただければ……」 和「須賀君、一体どうしたんですか!」 優希「お前に執事の真似事とか似合わないじぇ! 早く帰って私のタコスを作るんだな!」 京太郎「はい? 帰るって……ちょっと、一体何の話を……」 まこ「説明して納得させたい所じゃが、そうも言ってられんのじゃ。 取り敢えず着いてきんしゃい、人が来んうちに……」 そう言って、5人の女子に引っ張られる様にして部室から出される。 随分と困った事になった。 振り解けない事もないけれど、怪我させて問題になったら皆に迷惑がかかる…… 霞「あらあら……今日来る学校が清澄だとは、聞いていないのだけれど……」 初美「これは不法侵入ですよー」 京太郎「霞さん、初美お嬢様も!」 廊下を少し歩いたところで、聞きなれた声のした方に振り向く。 永水の制服姿をした霞さんと、彼女の同級生であり同じく六女仙の一人、薄墨初美お嬢様の姿もあった。 久「……見つかった!」 初美「京太郎、恐縮なのですが、その娘達を振りほどいてこっちに来るのですよー」 京太郎「了解しました!」 六女仙の許しが出たなら、何も躊躇う必要は無い。 即座に他校の女子らを振り解き、初美お嬢様と霞さんの方へ駆け寄る。 咲「きゃっ……!」 京太郎「……っと、悪いな咲!」 霞「えっ……」 咲「京ちゃん……?」 勢い良く突き飛ばす様な形になった女子に謝り、お二人の傍に駆け寄るも、お嬢様達は何故だか複雑な表情を浮かべている。 京太郎「あの、何か……」 久「須賀君! 今なんて言ったかよく考えて!」 今……? 確か、突き飛ばした女子に「悪いな咲」と ……あれ? あの子の名前なんてどこで……そもそも、彼女らはどうして俺の名前を…… 初美「京太郎!」 京太郎「は、はいっ!」 霞「今日はもう帰って、姫様がお帰りになった時の用意をしておいてちょうだい。 恐縮なのだけれど、急ぎでお願いするわ。」 京太郎「了解しました! すぐに帰ります!」 姫様がお帰りになった時の準備をするのも立派な仕事。 霞さんの言いつけに従い、俺はその場を後にしたのであった。 ―――― 霧島神境某所 離れの寝所にて 京太郎「はぁ……日中は散々だったなぁ。」 離れに用意された小さな寝所。ここだけが、霧島の地で唯一自由に過ごす事を許された場所だ。 結局、練習試合の件は例の清澄高校の人達が、永水女子を訪ねる為の方便だった様だ。 お陰で今日は麻雀部の活動は休止。 姫様達のお帰りが早まった事もあって用意が色々遅れてしまった。 京太郎「結局、巴お嬢様や春お嬢様の手を煩わせてしまったし……霞さんからお説教だな……」 そして、それとは別の気がかりもある。 清澄高校から来ていた人達は、何故だか俺の事を知っている様だった。 そして、咄嗟に名前を読んでしまった咲という女子…… コンコンッ 京太郎「あ、はい! 今開けます!」 考えに耽っていると、寝所の扉をノックする音が聞こえてくる。 京太郎「あっ、霞さん。 どうしたんですか? 何か御用が?」 戸を開けた先にいたのは、日中に分かれて以来になる霞さんだった。 霞「用という程ではないのだけれど、少し気になる事があるの……」 京太郎「はい、何でしょうか……?」 霞「昼間、学校で会った清澄高校の子達……京太郎君は、何かあの子達の事を知っているの?」 京太郎「い、いえ何も……調べましたけど、清澄高校って長野県ですし……咲とも別に……」 そう、彼女らは住んでいる所から違う。 知り合う機会も無い。 あるとすれば事故の前……その前に何か…… 霞「……そう、やっぱりまだ……」 京太郎「霞さん?」 霞「京太郎君、あまり今日の事は気にしなくていいわ、突発的なトラブルだったのだし……恐縮だけど、清澄高校の事も考えず、忘れてしまっていいわ。」 京太郎「はい、わかりました。」 深く考えても仕方がない。思い出せない事を考える暇があるなら、少しでもお嬢様達のお役に立つ事を考えるべきなのだ。 霞「明日は清めの時間も設けましょうね。 少し気分を楽にするといいわ。」 京太郎「すみません、何から何まで……」 ここに来て、時折受けさせて貰える清めの儀……心を空にして落ち着けるあの時間は、不思議と心地良いものがある。 用を済ませて去っていく霞さんを見送り、身支度をして眠りにつく。 心身を整え、明日もまたお嬢様達に支えさせていただける様に…… ――――――――― 霞「ふぅ……」 巴「どうでしたか、彼……」 霞「やっぱり大きく揺らいでしまったわ……清澄の子達、特に宮永咲ちゃんとの接触はあらゆる形で阻まないと……」 初美「調節はどうするのですかー?」 霞「明日の朝にでもするわ……念の為、小蒔ちゃんも呼んでおきましょう」 春「……京太郎……」 霞「春ちゃん、分かってると思うけど……」 春「……大丈夫……全て、姫様の為……」 霞「祝言の儀が終わる、その時までは何としても、ね……」 カンッ